こんばんは。寒くて何もしたくないです。
早速本題です。思考整理ブログです。
今回の文章は私が【アイドルのオタク】として以前「好きとは何か」について書いた文章です。
これはnoteに掲載しています。二丁目の魁カミングアウトという私が好きなアイドルから得た感情です。(今後noteを消そうと思っているので文章を残したくてこっちに掲載することにしました。)
まず私の根本的な【好きとは】【その伝え方とは】については以下の文章。そしてちょこっと今現在の気持ちを書く。
【再掲】どれくらい好き、これくらい好き
確かこれは19歳の夏にハンバーガーショップで友達と話したことだ。氷しか入ってないグラスの中をストローでかき混ぜながら不意に友人が私に聞いてきた。
「ねぇ『私のことどれくらい好き?』って聞かれたらどう答える?」
「え?え〜〜こう両手を広げて、『これくらい好き!』っていう!どう!でかくない!?」
私は自信満々にこう答えた。絶対これだろと言わんばかりに答えたのだが、友人がですよね〜と言いたげな顔をした。その答え1000000回聞いたことあるみたいな顔。この答えはどうやら違うらしい。
「あのさ、セーラームーンあるじゃん。うさぎがねマモちゃんに同じ質問をしたの。私のことどれくらい好き?って。そしたらね、『一緒にいると、元気になるくらい好き』って言ったの。なえちゃん、この凄さわかってくれる?愛ってすごいの。」
目からウロコだった。新しい発見だった。そして私は『一緒にいると、元気になるくらい好き』の感覚を知ってる。
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二丁魁のオタクの話をしたいと思います。この感覚は今現在感じたことなので、また変化すると思う。だけどこの感情はとても大切にしたいし新規の私の感じたことを残したかった。
そもそも私が二丁魁の現場に行こうと思った理由はおなカマが原因である。別に私の知り合いには一人もおなカマはいない。ただしネットとは沼と沼が繋がっているらしく、偶然おなカマさんのツイートを見たんだ。内容は控えるけど、私はそれを見てこんな、こんな「好き」の気持ちを一生懸命書く人がいるのかと心底驚いた。言葉選び、思い出の言語化、自分の推しに対する好きへの愛情表現。こんなオタクがいるのかよって、天変地異がおきたかと思った。あまりにも驚きすぎて、自分の属する界隈のオタクに「見てよこれ!!ねぇ!!こんな好きって伝え方ある!?感動して泣いちゃったんだけど!!」って爆速でLINEをした。友人たちがそれを読んで「原点回帰した…。推すってこういうことだよね。」って、あの頃好きになったばかりの頃の気持ちを思い出していた。
その愛情表現の感性はいったいどこで培われたものなのか知りたくなった。できることなら私もその感性が欲しい。人を大切にして優しい好きを伝えるオタクに私もなりたくて。その人たちが好きなものを知ったら私もそれがわかるのかなって思った。
そこで二丁魁を知った。こいつらか。こいつらがこのオタクたちを育てたのか。正直最初は彼ら自体に興味はなかった。ゲイアイドルって言われてもそんなん知らん。てゆか、ゲイアイドルだけでこんないいオタクを量産できると思えない。おなカマたちに好きという感情を与えた存在だから、まずは曲を聴こうと思った。ノスタルジスターを聴いた。星が降るような音楽だなって思った。耳をすませばを聴いた。ジブリのタイトルだな〜って何となく思った。ライブ動画は見たような見てないような。とにかく流し見流し聞きをした。あ〜いい曲〜って思うときはノスタルジスターだった気がする。
埒が明かない。このオタクたちは現場にいるんだから私がいけばいいじゃない。見ればいい。このアイドルたちが愛される理由が知りたい。オタクたちが彼らへの愛を何かしらで表現したくなっちゃうその原動力が知りたい。
初めてのアイドルライブだった。私にとって人生で初めてのライブハウスだった。小さな箱にぎゅうぎゅうに詰められたオタクたち。その先には動画で見ていた4人がいた。本当にいるんだとオタクらしい感想が出た。いつも見ていた耳をすませばがいつもと違く聞こえた。
「かっこいい…。」
ただそれだけだった。何がって、アイドルがオタクたちにパフォーマンスを“提供”しているのではなく、オタクとアイドルで“創造”していた空間だった。これが生なんだ。これが彼らのライブの質感、温度、感情なんだって思った。
ねぇ、私の今までの世界ではこんな空間があるなんて知らなかったよ。私、ケチャってあんなに愛を届ける仕草だなんて知らなかった。一生懸命叫ぶコールが彼らのステージを彩る音になるなんて知らなかった。推しが歌うところで振るペンライトがその人を支える光になるなんて、私は知らなかった。それを見つめるアイドルが、その愛を素直に受け止めてる表情やフリが。指先から伝わってくる、今日おなカマに会えて嬉しいよ、私たちのこともっと見て、もっと好きになって、そしたら私たちはもっとキラキラ輝くよ、と言わんばかりの。そんな気持ちを感じた。彼らから直接聴いたわけじゃないけど、でも私はそう思ったよ。
私さ、おなカマって本当にみんないろんなやり方で愛を伝えてるのがすごいと思った。勢いのあるケチャ、そっと置くようなケチャ、全力で叫ぶコール、自分の推しの名前を一生懸命言う姿、棒立ちで一瞬も見逃さないぞといった眼差し、棒立ちかと思ったらリズムを刻む足元、揺れる肩、涙を隠す手、笑顔、これ全部二丁魁が好きなオタクたちが自分なりの好きを伝えてるの。でね、もっとすごいのがその愛をちゃんと丁寧に受け取ってる四人のアイドルなの。
オタクってさ〜大体不安になりがちで、私の好きって推しにとっては邪魔かもしれない、いらないかもしれない、好きの感情が迷惑になるくらいなら言わない方がいいのかもしれない。多分この感情オタクなら一回は思ったことあると思う。でも二丁魁って、そんなオタクの気持ちもわかってるのかな?「その愛情をちゃんと受けとったよ次は私たちが返す番だからちゃんと見ててね絶対だよ!」っていう、そういう見えない愛情表現を見ちゃった気がした、ライブで。
ツイッターで見た二丁魁のオタクの愛の純度の高さって、彼らの純度と比例して生まれたものなのかって納得した。このアイドルは好きになっちゃう。もっと見たいってなっちゃう。できることなら付いて行きたいって思った。それで、たくさん好きって気持ちを伝えたくなっちゃうね。
冒頭のセーラームーンの話だけど、私はこの「好き」の気持ちの伝え方って大発見だって思ったし大好きでずっと心に残ってるの。で、その時の感情と似たような気持ちをおなカマを見て感じた。
二丁魁のメンバーが「どれくらい好き?」って聞いたら
「泣いちゃうくらい好きだよ」
「ライブに行けるときは頑張ってでも行こうと思えちゃうくらい好きだよ」
「仕事終わったばかりでも疲れなんてどっか行っちゃうくらい好きだよ」
「手紙を書きたくなるくらい好きだよ」
「あなたのモチーフの花を見つけると写真に撮ってしまうくらい好きだよ」
「あなたと撮ったチェキをお守りにしちゃうくらい好きだよ」
「気がついたら授業のノートの端っこに名前を書いちゃうくらい好きだよ」
「絵を描いちゃうくらい好きだよ」
「思い出をノートに書き溜めるくらい好きだよ」
「夢の中で武道館で歌う4人が出てきて朝起きてにやけちゃうくらい好きだよ」
人なんて十人十色で、器用も不器用もいるのが当たり前で、ガッツも茶の間もいるのが当たり前で、いろんなコンプレックスを抱えた人たちがいて、でもそんな人たちが一生懸命「好きだよ!会えてよかった!」って伝えてるの愛しくない?二丁魁は良いオタクたちとここまで歩んでアイドルしてきたんだな〜、良いおなカマ引き連れてZepp行くんだ〜すごいなぁ〜って思った。
おなカマが二丁魁に大好きを伝えるたびに私はあのセーラームーンの時のような感情とまた出会えるのか思うと楽しくなっちゃった。いろんな愛情表現もっと見たい。そしてその愛を浴びてる二丁魁が羨ましいよ!超幸せじゃん!
私ね、Zepp行く価値って、そりゃ二丁魁の生のライブが30曲ノンストップで見れることが大前提だけど、それを見てそれぞれの推しを大切に愛してるおなカマの表情が見れることでもあると思うんだよね。こんな一度にたくさんのおなカマが揃うことなかなかないじゃん。もしZeppが初現場の人ならぜひあの二丁魁とおなカマが作り出すライブの空間を体感してほしい。愛情がいっぱいのライブを体感してほしい。きっと愛の純度が高すぎて泣いちゃうよ。人をこんなに大切にしている人たちがいるんだって泣いちゃう。ちなみに私は今想像してちょっと泣いてる。
Zepp、楽しみだね。現地で会おうね。
2019.7.4
※おなカマ=二丁目の魁カミングアウトのファン名称
※Zeppのライブはすでに終わっています
俳優オタクとしての私自身の考え方
好きって迷惑なのかどうなのか。
そりゃ限度があるとは思います。ストーカーは論外だし、性的な搾取をみんなが見れるようなSNSでするのはどうなのかなって思うし。推しちゃんえちだわ〜〜とかこれは妊娠した!とか、男性→女性で言うとこの「〇〇ちゃんは胸が大きくて良いね」と同等だと思う。
MeTooとか昨今よく考えさせられることも多くなり、その価値観や考え方には触れることも昔に比べれば多くなったのではないでしょうか。男尊女卑を止めようと言った現代の流れや、また話は別ですが労働者への人権だったり。俳優も1人の人として、「人権」を踏まえた上で、じゃあどうやって「好き」を伝えようかを考えることが大事なのかなと思います。
好きを伝えるとは何か。
私がオタクとして推しに「好き」を伝えるとき、推しのやったお仕事から元気をもらったこと、勇気をもらったこと、明日も頑張ろうと前向きになれたこと、そういう感じた気持ちを丁寧に丁寧に伝えていきたいです。私自身の理想です。
オタクにとっての「大好き」が推しにとっての「明日も頑張ろう」「この仕事続けよう」の活力になるようにしたい。できてるかはわかんない。
そのやり方は人それぞれなので(多ステする、ブロマ買う、手紙書く、お花贈る、絵を描く、リプする…etc)、自分のやりやすい方法で伝えたいな。
アイドルと俳優は違うから、伝え方ももちろん変わる。アイドルに伝えた時と同じようにしたら推しにも伝わるのかと言うとそうじゃないじゃん。
私は接触や手紙で「ここすき!!」を伝えるタイプのオタクなので、これからもそういう形で返していきたいな。うまい言葉が出てこない時もあるからそこは頑張る。
とりあえず今はじっくり自分の「好き」と向きあお…。
この話に正解もゴールもないから一生考えてしまうんだろうな。
みんなの推しさんはどんなところが魅力的で好きになったんだい?暇だったら教えて。
何かあればマシュマロに。
おわり。